食後に胃が痛くなる

食後に胃痛を感じることはありませんか? これは、胃潰瘍によくみられる症状で注意が必要です。ここでは、胃潰瘍ができているとどうして食後に胃が痛むのか、その原因や症状についてドクター監修の記事でお伝えします。
2016-04-06 14-08-05

食後の胃痛で考えられる病気はいくつかありますが、主に胃腸の異常であると考えてよいでしょう。ここでは、食後に胃の痛みを感じるのが特徴的な、胃潰瘍について詳しくお伝えします。

食後の胃痛は「胃潰瘍」の可能性が

食事中や食後になると、おへその上にあるみぞおち付近が痛む…。このような症状は胃潰瘍の特徴です。その痛みは、「鈍い痛み」「うずくような痛み」あるいは「やけるような痛み」などと表現されますが、おなかの上のほうがズキズキと重苦しい痛みに襲われたなら、胃潰瘍を疑ってもよいかもしれません。ほかにも、おなかの張りや胸やけ、吐き気、嘔吐、げっぷ、食欲減退といった症状もみられます。

胃潰瘍とは、なんらかの原因によって胃の粘膜や胃壁が損傷する疾患で、ひどい場合には潰瘍が完全に胃壁を貫いてしまうこともあります。食事で口にした食べ物が胃の中にはいり、このような潰瘍部分を刺激してしまうため、食中や食後に痛みを感じるというわけです。

このような潰瘍を引き起こす主な原因には、ピロリ菌のほか、非ステロイド性の消炎鎮痛剤、ストレスが考えられます。また、慢性胃炎をくりかえしたり、急性胃炎が悪化したりすることでも胃潰瘍になるケースがあるので気をつけましょう。

浸食はどんどん広がり、症状が進行すると、吐血や下血といった出血がみられる場合もありますが、ここまでいくと、潰瘍はかなり悪化した状態ですので、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

胃潰瘍の検査は早めに!早期治療が大切

胃潰瘍かどうかの診断は、バリウム検査と内視鏡検査によって行われます。特に、内視鏡で潰瘍の状態をチェックすることが重要です。これにより、進行具合を確かめ、治療法を判断します。

また、ピロリ菌の検査も必要です。胃潰瘍患者の8割ほどに、ピロリ菌感染がみられます。ピロリ菌は、胃粘膜の防御を破壊する力をもつ強い細菌です。そのため、胃潰瘍の治療にピロリ菌の除去は絶対に必要となります。

それから、胃潰瘍と診断された場合に気をつけてほしいのが、生活習慣の改善です。ストレスや暴飲暴食、アルコールの過剰摂取、喫煙なども胃潰瘍の原因となるため、生活習慣を見直してください。

そして、胃酸を正しく分泌させるために、栄養バランスのとれた消化のよい食事を規則正しくとることも大切です。胃潰瘍でなかった場合にも、このような点に気をつけて予防に努めましょう。

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